建設会社で見てきた社会保険労務士試験学習項目の意義

社労士

はじめに

仕事をしていると「なんでこんな事をしているんだろう?」と思う事がありますよね?
私は建設会社で総務的な仕事をしている時に、疑問に感じる事がありました。
そういった疑問の多くは、社労士試験の学習をしていくうちに解消されていきました。当時行なっていた謎の仕事や謎の基準は、労働基準法や安全衛生法等を元に行われていたのです。

内容

本記事では、私が社労士試験を始めてから分かった、仕事の根拠について語りたいと思います。

休業4日以上災害

建設会社という事で、月1回安全衛生協議会を行い、その中で事故報告を行なっていました。
事故が起こった状況を説明し、同じ事故が起きないように関係者の方に周知するわけですが、ここで一つ不思議な事がありました。

それは「休業4日以上」か「休業4日未満」で、事故の重要度が分けれられていた事です。
当時の私は「4日の根拠はなんなんだろう?3日や5日ではダメなんだろうか?」と不思議に思ってました。「4日は会社が勝手に決めている」と思っていたんですね

実は、「休業4日」というのは法律上でも色んな所に出てきます。
労働災害が起きた時は「労働者死傷病報告」というものを労働基準監督署に提出しますが、起きた労災が休業4日以上かどうかで提出期限が違います

他にも、労災が起きた時に支給される休業補償給付も、最初の3日間は待機期間とされ、実際に受給できるのは4日目以降になります。

このように、休業4日以上かどうかは、法律的に大きな意味を持つものであり、会社がそれを意識するのは当然の事なのです

住居手当

以前所属していた会社は、それなりに住宅手当が大きい所でした。会社が探した所にはなりますが、月額の半分を支給という内容で、家賃からこの額を引いた状態で給与から天引きしていました。

「住居手当はいらないから、同じ額だけ給与を上げてくれればいいのに」「どうせ会社的には変わりないだろうに」と当時は思っていました。

しかし、実際には大いに関係がありました
失業保険や労災保険の金額を決める時には平均賃金という基準を使います。読んで字のごとく、対象の労働者が月平均でどれだけ賃金を得ているかを計算します。平均賃金の計算に使う数値は色々ありますが、住居手当はこれに含まれません。例えば「賃金30万円 住居手当3万円」という人の場合「平均賃金30万円」となります(説明のため、項目を単純にしています)。

平均賃金が少ないほど失業手当の受給額は小さくなるため、住居手当を多めにもらっていた人ほど、失業保険の額を見て驚くことになりかねません。

何も会社の方も意地悪でこんなことをしているわけではなく、平均賃金が多くなるほど会社が収める税金の額も多くなるので、それを少しでも抑えるためにこういった手当を利用しているのですね(あくまで推測です)

終わりに

社労士試験の勉強を進める毎に、今まで思っていた色んな疑問を解消する事ができています

私と同じように、「どうしてこうなってるの?」と疑問を持っている人は他にもいると思います。
多くの人は、自分で調べたり周りの人に聞いたりするのでしょうが、やはり一番確実なのは専門家に聞く事です
インターネットやAIの性能が評価されている世の中ですが、やはり専門家の知識にはまだまだ勝てませんし、そもそもインターネットやAIの元になるのは専門家の知識なのです。
私は、世の中の人が何か疑問を持った時に、専門知識を活かして助けてあげられるような社会保険労務士になりたいと思っています。
まだまだ学習中の身ですが、早く合格して夢を叶えたいです。

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