総括安全衛生管理者とは?

学習

はじめに

社労士や衛生管理者の学習を進めていると、必ず目にする単語の一つ「総括安全衛生管理者」。
似たような用語もあり、普段はあまり目にしないので、ピンとこない方も多いのではないでしょうか?
本記事では、総括安全管理者がイメージしやすくなるように解説していきます。

条文

まずは、総括安全管理者とはそもそも何か?という事を掴む為に、関連の条文を見ていきたいと思います。

事業者は、政令で定める規模の事業所ごとに、総括安全衛生管理者を選任し、その者に安全管理者、衛生管理者又は救護に関する技術的事項を管理する者の指揮をさせると共に安全衛生の業務を総括させなければならない

これが、安全衛生管理者について定められた条文です。要約すると「現場ごとに選任される、関連する者の指揮や安全衛生業務の総括管理を行う者」となります。
この文章で分かりにくいのは「安全衛生業務の総括管理」の部分でしょう。
なんとなく雰囲気は伝わるけれども、具体的にどういう事かスラスラ説明できる人は案外少ないのではないでしょうか?

言葉の意味

調べてみると、「安全衛生業務」と「総括管理」には、それぞれ次にような意味がありました。

安全衛生業務

色々な説明がありますが、要するに「労働安全衛生法を事業所に守らせる」業務の事です。
労働安全衛生法が、条文で次のように定められています。

この法律は、労働基準法と相まって、労働災害の防止のための危害防止基準の確立、責任体制の明確化及び自主的活動の促進措置を講ずる等その防止に関する総合的計画的な対策を推進することにより職場に置ける労働者の安全と健康を確保すると共に、快適な職場環境の形成を促進することを目的とする

要するに「この法律は安全快適な職場を作る為にあります」という事で、ここから「安全衛生業務とは、安全で快適な事業所を作る事である」という事になります。

総括管理

「総括」が「一つではなく、全体のこと」という意味合いなので、今回の場合「総括管理とは、その事業所に関わる全てを管理する」という意味合いになります。

以上のことより、総括安全管理者とは「ある一定以上の希望の事業所にて、関連する者の指揮を行うと共に、安全で快適な作業所作りのために事業所全体を管理する」事を行う者を指します。

具体的には?

職務内容から、総括安全管理者とは事業所のトップが選任されることが多いようです。例えば、工場長や所長、店長といった立場の人です。

ここで認識してほしいのが「総括安全管理者とは役職ではない」ということです。
課長や部長のように、普段からつけらている役職ではなく、新しい事業者ができた時に「◯◯課長、ここの総括安全管理者になってください」と任命するものになります。

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